Jリーグ2017-2018 第3節 ガンバ-FC東京 〜戦術がありそうであまりない、少しだけ戦術のあるFC東京〜
- はいこんばんは。
- 昨日の私の予想は見事に当たりましたが、その答え合わせを今からやります。
- さすがジダン監督の誕生も当てた私ですね。
- ということで見逃し配信で見ております
- ハリホジ御前試合+311黙祷
- ガンバもF東も前節通り?ですかね
- 前節はばっちりハマった3バック。今節もハマれば一旦は本物と言っていいでしょう。次に本物かどうか試されるのは対策が普及しはじめた頃でしょうね。
- 3バックがハマってるといえば今期のコンテ・チェルシーをイメージされる方も多いらしいです。比較して論じよみたいな雰囲気になるとだるいなー。
- 丹羽やオ、ある意味泉澤なども昨季からは一変して出場機会を奪われてしまっています。
- さて前半開始。ガンバは前節同様、両WBが高めの位置で起点になることで押し込み気味に進めます。
- ガンバのプレッシングの答え合わせ。昨日は「森重・高萩・太田からの配球さえ制限してしまえば難なく勝てる」とは言いましたが今思えばそれ自体にそれなりの難易度があります。見ていると、森重はある程度自由にボールを持たせておく。これは森重どうこうというよりはマーカーをしっかり捕まえておくことで対応。太田と高萩にボールが入るとまず縦を切って楔を入れさせないことを徹底しているようです。そんなこともあってボールが出てこないので大久保が我慢できずビルドアップに参加しにズルズル下がってきます。チーム戦術なのかどうかは知りませんがある種のゼロトップ的発想ですが、吉と出るか凶と出るか。
- そんなプレッシングを掻い潜って徐々にF東も両サイド使いながらバランスよく攻められるようになってきたところでカウンターで遠藤→アデミウソンの一発。いわゆる「ショルダーバイショルダー」で丸山を最低限吹っ飛ばしたアデミウソン。この「最低限吹っ飛ばす」みたいなのがアデミウソンは本当に上手い。最低限のフェイントから最低限の時間を確保するとかそういうやつ。
- そんなアデミウソンですが、おいおい倉田かよというチェイスや帰陣ディフェンスまで披露し、シュート精度もかなり改善してきています。どうしたんだアデミウソン、このまま行くと完璧超人と化すぞ。
- そういえば藤春と室屋のマッチアップってよく考えたらブラジル五輪代表マッチアップなんだな。
- とか言ってるところで前半終了。ガンバはかなり良い前半だったんじゃないですかね。特に崩された場面がほぼ無かったところが好印象です。逆にF東としてはどこを修正すべきか。攻撃面では、自分でボールを運べる選手がいれば使いたいですが、そういうカードは見当たりません。もしくは裏抜けができる選手が斜め方向で裏を取ったりしてDFを横断するような形でマーカーをズラしたりできればいいですが、そういうカードもやはり見当たりません。意外と永井はこういうことが出来ないんだよな。ということで、リードはされていますが守備から考えてみましょうとなった時に、まずガンバのビルドアップをどうにかしたいです。そのためには遠藤三浦ファビオのトライアングルを割りたいでしょうね。
- ということで選手交代ではなくフォーメーションチェンジで対抗。4-5-1から4-4-2として2枚のFWで三浦ファビオのビルドアップを阻害しつつ、攻撃時には3バックの間で受けさせようという話でしょう。
- というところでいきなりビルドアップのミスを倉田が拾って2-0。ハイプレスとまではいかないものの何となくミスを誘うようなプレッシングを受けてバイタルでロストして即失点というのは、今期のJの1つの風物詩と化していますね。
- 他に72分ぐらいにも、F東のスローインからのビルドアップを掻っ攫って、長沢の反転シュートがポストを叩いたシーンがありました。新戦力が増えて連携が十分じゃないとこういうプレーは全然出てきますよね。
- いま気付いたんですが東と森重の顔面ってかなり属性的に近いんですね。
- ただ遼一前田が入りより純粋に4-4-2っぽくなってきたところでかなりトランジションの激しいゲームになってきたところでF東がPKゲット。しかし神口がこれを止める。こぼれ球も掻き出す。今シーズンの東口を見ていると、本当に良いGKはセービングで勝ち点に直結するというのを実感させられます。
- そんなこんなで破れかぶれになってきたF東。前がかりになってきたところでまた中途半端な高さでボールを失ってカウンターからのオウンゴールです。なんつうか戦術も何もあったもんじゃない感じになってきました。
- そんな神風スタイルの鬼と化したF東がなりふり構わず前にボールを運び続ける中で、神口が今日2点目・3点目をセーブ。前節も1点防いでるし、速攻の起点になれるし、今シーズンの東口はかなりえげつないですね。
- それをいなしながらも4点目5点目が入っていてもおかしくないぐらいの感じで推移してガンバ勝利。良いぞガンバ、強いぞガンバ。!ということでガンバが優勝候補というのはあながち荒唐無稽な話でも無いですよという試合でしたね。
- F東は、、、チームとしての様々な約束事があるのかないのか、守られているのかいないのか、フィーリング重視なのか何なのか、とにかくどういうチームにしていくのかがボヤッとしたまま、第1、2節のように個別の選手のクオリティで押し切るような戦いを続けるのか、その割にはリンクマン系の選手が多いような、編成と現場で意思疎通が出来ているのかどうなのか、ふんわりしたチームだなという感じです。昨日も言ったけど、やっぱり優勝は無いな。
採点
- 東口 8.5 ★MOM★
- ファビオ 7.5
- 三浦 7.0
- 金正也 6.5
- 藤春 7.0
- 初瀬 7.0
- 遠藤 7.5
- 今野 6.5
- 倉田 7.5
- 長沢 7.0
- オジェソク 6.5
- 高木 6.5
- 藤本 採点不可